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2007年8月20日 (月)

讃岐うどんに迫る危機

900以上のうどん店があるという香川県。地元だけでなく、全国から客が集まる大人気の讃岐うどんは麺のコシが自慢。値段も手ごろです。香川県は昭和の始め頃から日本有数の小麦の産地でしたが、昭和30年以降、高度経済成長とともに小麦農家が減少、そこへ小麦の輸出拡大を狙っていたオーストラリアが参入し、今や県内のうどん店の9割がオーストラリア産小麦を使うまでになりました。ところが2007年4月、オーストラリアの小麦生産量が激減、値上げが通達されたのです。秋には2度目の値上げも決まっており、食用油の値上げなども重なって、うどん店の経営は圧迫されています。創業50年の上原屋は20年ぶりに、うどんを170円から200円に値上げすることに決めました。オーストラリア・西オーストラリア州は小麦の一大生産地で、日本へ輸出されるのはほとんどがうどん用です。西オーストラリア州の農業食品省の研究所では、オーストラリア人のスタッフたちが、うどんに適した小麦作りを長年研究してきました。20年近く前から日本の食品メーカーの技術者を招き、うどんならではのコシのある食感を研究し、品種改良を重ねてきた結果、讃岐うどんだけでなく、日本のうどんの大半がオーストラリアの小麦に頼るようになったのです。本場・香川県でも日本の小麦を使っていた30年前より、オーストラリアの小麦を使い始めてから麺のコシが際立ったという皮肉な話まであります。ところが06年、100年に1度と言われるオーストラリア史上最悪の大干ばつが発生しました。原因のひとつと考えられるのはエルニーニョ現象。各地で湖が干上がるほどの干ばつは農業にも大きな被害をもたらし、06年の小麦の収穫量は例年の4割以下、さらに、うどんに適した厳しい品質基準に合格せず、うどん用としては出荷できない小麦もありました。これをきっかけに、生産の難しいうどん用小麦から撤退する農家も出始めているといいます。一方、香川県も水の問題を抱えています。毎年のように渇水を起こす讃岐地方の水がめ、早明浦ダムでは07年も取水制限が実施されました。麺をゆでたり洗ったりするのに大量の水が必要なうどん店にとっても切実な問題。上原屋では地下水をくみ上げるポンプを数十万円かけて取り付けました。ところがさらに、うどん店から出されるデンプンなどを多く含んだ排水が河川や海の深刻な汚染を引き起こす可能性が指摘されたのです。讃岐うどん店の多くを占める家族経営の小規模うどん店には排水処理設備を取り入れる余裕は無く、組合は地元企業の協力を得て、自然の石などを利用してろ過する、価格を抑えた排水装置の研究を始めました。讃岐うどんを守るもう一つの取り組みとして、県の農業試験場では讃岐うどんに適した小麦の開発が進んでいました。オーストラリアの小麦の品質を超えようと「讃岐の夢2000」と名づけられたこの小麦はまだ、県内のうどん店の4%ほどしか使われていませんが、収穫量は10年で2倍に増えました。さらに、北海道や群馬県でもうどん用小麦が生まれ始めています。うどんの値上げ当日の上原屋。客の反応を気にしていましたが、混乱や影響はなく、この日横浜に出張していた主人も妻からの報告の電話にひと安心しました。しかし、このままでは遠いオーストラリアの天候で左右される状況は変わりません。オーストラリアでは、新茶のシーズンを年に2度作れるというメリットを生かし、日本茶の生産も始められていました。食料の多くを輸入に頼る日本では、地球規模の異常気象や温暖化が私たちの台所に直接与える影響が大きくなっているのです。この流れを止めるには、消費者自らの選択にかかっています。

今回は、そのまま伝えたいので素敵な宇宙船地球号の記事をそのまま載せます。

http://www.tv-asahi.co.jp/earth/

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